保育園向け「おむつのサブスク」
この1年で保育業界でSNSやニュースなどで目に触れる機会の増えた「おむつのサブスク」や「定額制のおむつ使い放題サービス」。保護者の方の保育園への紙おむつ持参の負担が減るだけでなく、保育所ではおむつ管理の負担が減るなど話題となっています。色々な会社が提供している保育園での紙おむつ使い放題サービス(通称、おむつのサブスク)ですが、サービスごとに何が違うのか情報をまとめてみました。ぜひ、サービスを選ぶ際の参考にしてみてください。
目次
そもそも「おむつのサブスク」とは
おむつのサブスクとは毎月、定額の利用料を業者に支払う(=サブスク)ことで紙おむつを保育施設へ直接届けてくれるサービスです。そのため、「おむつのサブスク」も「おむつ定額サービス」も同じサービスと考えて問題ありません。また、おむつサブスクを導入することで、保護者は紙おむつへの記名と保育所へのおむつ持参が不要になり、保育園でも園児ごとの紙おむつの管理の必要がなくなります。つまり、保護者と園の双方にメリットのあるサービスですね。

おむつの仕分けや、在庫管理の手間、保護者へ連絡する手間が減るので楽になりそうです。おむつ替えの時に個人のおむつを用意しなくて良いので、子供待たせる時間が減るのが嬉しいです。

おむつに名前を書かなくて良いのが一番嬉しいですね。大した手間ではないけれど、時間を取られますし、正直面倒だと思っていたんです。また、自転車登園なので、荷物が減るのが嬉しいです。雨の日は特に荷物が多くて大変なんです。持ってくるのを忘れたということもなくなりますね。
※保育施設向け専門雑誌「MiRAKUU」の2021年10月号より一部抜粋
おむつサブスクのメリット
まずはおむつサブスクを利用することのメリットを詳しく見てみましょう!”おむつの持参が不要” という枕詞がよく目立つおむつのサブスクですが、登園時のおむつの持参が不要になるだけがメリットではありません。保育園と保護者の観点から紹介しますね。
メリット – 保育園編
おむつの履き替えが楽になる
おむつ替えが必要な度に、おむつストックから子供ごとに紙おむつを取って履き替え。保育士さんなら誰でも経験のあるこの作業もおむつのサブスクを導入することで不要になります。また、万が一誤って他の子のおむつを履かせてしまったら、保護者への説明も大変です。
おむつの管理業務から解放される
子どもごとのおむつ在庫チェック、貸おむつの管理、保護者への補充連絡など、保育所でのおむつに関する事務作業は多岐にわたります。おむつのサブスクでは、そのような手間をなくし、子どもと触れ合う時間に充てることができるようになります。
感染症対策になる
従来の保護者の方がおむつを持参する方式では、保育士の先生は保護者の触れたおむつに触れることになります。おむつのサブスクを導入することで、保育士の先生が触るのは未開封のおむつになるため、感染症対策につながります。
メリット – 保護者編
登園時のおむつの持参が不要になる
登園時におむつを持参する必要がなくなるということは、登園時の手荷物が減ることになります。特に自転車に子供を乗せて登園している保護者には、大変嬉しいサービスです。
おむつへの名前書きが不要になる
1日あたり5枚分のおむつで計算すると週5登園の場合は月に100枚ものおむつに名前を書くことになります。これは流石に大変ですよね。おむつに名前を書く代わりにおむつスタンプを押している方もいらっしゃるかと思います。ただ、スタンプを押すだけならと思っていても、実際には月100枚ものおむつにスタンプを押すのは大変ですよね。
サービスを選ぶ際に考えたいポイント
では、おむつのサブスクを利用するにあたり知っておいた方が良い点はないのでしょうか?保育園と保護者の観点からご紹介します。
デメリット – 保育園編
おむつ在庫の保管スペース
今まで保護者に保育所へおむつを持参してきてもらっていましたが、おむつのサブスクを利用する際には園で保管することになります。そのため、保育所ではおむつの在庫に場所を取られてしまうというデメリットがあります。園の規模によっては毎週おむつを保護者にもって来てもらっていた時のスペースでは足りなくなってしまうという施設もあるのではないでしょうか。
導入に向けた準備
おむつのサブスクを導入することで園では今までとは異なるオペレーションに対応する必要があります。また、おむつのサブスクを導入するにあたり保護者の方へ利用料を請求される保育園が多数かと思います。そのため、保護者の方への説明など事前準備が必要となります。
デメリット – 保護者編
サブスク故に日割での返金がないこと
サブスクであることから、風邪や病気などで保育園を欠席した際の返金対応を受けられないケースがあります。月の半分を登園できない場合でも月額支払う料金は同じなため、休んだ場合を考えると割高と感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
おむつサブスクにもデメリットと感じられる点はあるかもしれません。ただし、おむつのサブスクは登園時のおむつの持参が不要になること、おむつへの記名が不要などメリットも沢山ありますよね。
おすすめの「おむつのサブスク」サービス6選
続いては各サービスを徹底比較していきます!「ミラフィールビズ」や「おむつお届け定額サービス」の他にも様々な会社が保育所での紙おむつの使い放題サービスを提供しています。まずは利用できるサービスの顔ぶれを見てみましょう。
サービス名 | 月額料金(税込) | おむつの種類 | 資料請求・お問い合わせページ |
---|---|---|---|
ミラフィールビズ |
※おしり拭きなどのオプションにより変動 | ミラフィール(Mirafeel) | ウェブ窓口 03-6822-3196 |
おむつお届け定額サービス | 3,278円 | Whito(ホワイト) | ウェブ窓口 |
おむつん | 2,750〜3,960円 ※年齢によるクラス、週5、週6登園かにより変動 | グーン(GOO.N) | ウェブ窓口 |
手ぶら登園 |
※利用するおむつブランドにより変動 | ウェブ窓口 | |
1Month | – ※商品選定し使用枚数に応じて設定 | 導入時に選定 | ウェブ窓口 0120-296-610 |
※株式会社ブリッジウェル調べ(2021年12月時点)
ミラフィールビズ
株式会社ブリッジウェルが運営するサービスです。SNSなどで話題の ミラフィール を保育施設へお届けするほか、月額2,178円とお手頃価格で利用できるサービスです。また、小規模保育園には嬉しいおむつ1箱からの配送に対応していたり、園でお尻ふきや使い放題を利用するかを選べるなど必要なサービスだけを選択できる点が特徴です。また、お子さんが風邪の際には紙おむつを1日5枚まで持ち帰りできるオプションなど他には見られないサービスを提供しています。
月額利用(税込) |
※おしり拭きなどのオプションにより変動 |
---|---|
利用可能なおむつ | ミラフィール(Mirafeel) |
資料請求・お問い合わせページ | ウェブ窓口 03-6822-3196 |
おむつお届け定額サービス

学研とネピアが運営するサービスです。紙おむつとおしり拭きの使い放題のサービスを月額3,278円(税込)で提供されています。紙おむつは保育所に自動的に必要な量が配送されるとウェブページに記載されており、忙しい保育士さんには嬉しいサービスです。
月額利用(税込) | 3,278円 |
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利用可能なおむつ | Whito(ホワイト) |
資料請求・お問い合わせページ | ウェブ窓口 |
おむつん
有限会社いとう教材社が運営するサービスです。首都圏を中心に運営されており、年齢が上がるごとに月額料金が安くなるという特徴があります。
月額利用(税込) |
※年齢によるクラス、週5、週6登園かにより変動 |
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利用可能なおむつ | |
資料請求・お問い合わせページ | ウェブ窓口 |
手ぶら登園

BABYJOB株式会社が運営するサービスです。2020年サブスク大賞のグランプリを受賞したことで有名なサービスです。おむつメーカーのユニチャームと共同運営していることから、ユニチャームの紙おむつ「マミーポコ」と「ムーニーマン」を利用することができます。
月額利用(税込) |
※利用するおむつブランドにより変動 |
---|---|
利用可能なおむつ | |
資料請求・お問い合わせページ | ウェブ窓口 |
らくらく登園セット 1Month
小山メディカルサービス株式会社が運営するサービスです。紙おむつの他に、おしぼりやお布団セットなども利用できるという特徴があります。
月額利用(税込) | ※商品選定し使用枚数に応じて設定 |
---|---|
利用可能なおむつ | 導入時に選定 |
資料請求・お問い合わせページ | ウェブ窓口 0120-296-610 |
まとめ
いかがでしたでしょうか?本記事では、保育施設向けの「おむつサブスク」のメリットや比較ポイント、おすすめの「おむつ使い放題」サービスを紹介しました!
ぜひ、皆様にぴったりのサービスを利用してみてください!
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運営会社:株式会社ブリッジウェル 東京都江東区越中島2丁目14−11 GPビル 2F