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【2023年版】保育園向けおむつサブスクを徹底比較!サービスごとの違いも!

SNSやニュースなどで話題の「おむつのサブスク」を導入する保育施設が増えています。保護者にも、保育施設にもメリットがあるサービスとして話題の「おむつのサブスク」ですが、一体どんなメリットがあるの? 使い放題だからやっぱり高い?いろいろな会社が提供している、おむつの使い放題=サブスクサービスを比較し、保育施設に合うサービスのポイントをまとめてみました。

1.おむつサブスクとは

音楽や動画の配信サービスなどではすでに一般的になっているサブスクは、定額制・使い放題でサービスを利用できるビジネスモデルのこと。「おむつのサブスク」とは、毎月定額の利用料を支払うことで、業者が直接、紙おむつを保育施設に届けてくれるサービスです。おむつの使い放題、と謳っているサービスも「おむつのサブスク」と同等のものになります。

2.メリット

では一体なぜ「おむつのサブスク」を導入する保育施設が増えているのでしょうか? 保育施設、保護者、双方のメリットから見ていきましょう。

保育園編

おむつの仕分けや、在庫管理の手間、保護者へ連絡する手間が減るので楽になりそうです。おむつ替えの時に個人のおむつを用意しなくて良いので、子供を待たせる時間が減るのが嬉しいです。

※保育施設向け専門雑誌「MiRAKUU」の2021年10月号より一部抜粋

  1. 毎日のおむつ替えがスムーズに
  2. おむつ管理・在庫確認業務から解放
  3. 感染症対策としても効果的

毎日のおむつ替えがスムーズに

保育士たちは、一日に何回もおむつ替えをします。園児それぞれのおむつをストックから持ってきて履き替え。その際、他の子のおむつを間違って履かせてしまうこともあり、気を遣う作業です。「おむつのサブスク」を導入すれば、加入している園児たちはみんな同じおむつで、違うのはサイズだけ。おむつの記名を気にして、園児別に履かせる手間がなくなります。

おむつ管理・在庫確認業務から解放

保護者から持参された記名おむつは、園児ごとに分けて管理し、常に在庫の確認をしなければいけません。おむつが足りなくなったら、保育士は保護者におむつの補充をお願いすることも。「おむつのサブスク」を導入すれば、これらの枚数管理や在庫確認、そして保護者への伝達など、おむつに関する多岐にわたる事務作業を一気に省略することができます。そしてその分、子どもと触れ合う時間に充てることができるのです。

感染症対策としても効果的

従来の保護者がおむつを持参する方式では、おむつに触れる人数がどうしても多くなります。また、記名された開封済みおむつの保管は、衛生面も気になるところ。「おむつのサブスク」で届いたおむつを使えば、おむつに触れるのは保育士だけ。未開封ものを使用するので、感染症対策につながります。

保護者編

おむつに名前を書かなくて良いのが一番嬉しいですね。大した手間ではないけれど、時間を取られますし、正直面倒だと思っていたんです。また、自転車登園なので、荷物が減るのが嬉しいです。雨の日は特に荷物が多くて大変なんです。持ってくるのを忘れたということもなくなりますね。

※保育施設向け専門雑誌「MiRAKUU」の2021年10月号より一部抜粋

登園時のおむつ持参が不要に!

保育施設に子どもを通わせている保護者は、日々たくさんの荷物を用意しなければいけません。おむつに着替え、タオルや食事グッズなど、大荷物を持って毎日登園します。特に徒歩や自転車で通園している保護者にとって、この大荷物は悩みのタネです。「おむつのサブスク」を導入している保育施設なら、おむつの持参は不要。毎日の荷物がひとつ減ることで、こころもからだも軽くなります。

おむつへの記名が不要に!

保育園におむつを持参する際には、園児の名前を記入しなければいけません。一日あたり5枚のおむつに記名をするとして、週5回の登園なら、月に100枚ものおむつに記名していることに! おむつの代わりに名前スタンプなどを活用している保護者もいますが、手間は同じこと。「おむつのサブスク」なら、保育施設におむつの用意があるので、記名のタスクが減らせます。

3.デメリット

おむつサブスクの導入にあたって、事前に考えなければならないこともあります。

保育園編

おむつ在庫スペースの確保

従来のおむつ管理の仕方が変わることで、園児それぞれの記名おむつを入れるスペースから、サブスクおむつの在庫を置いておくスペースへ転換しなければいけません。保育施設の規模によっては、保護者に持参してもらっていたおむつを置くスペースだけでは足りなくなってしまうところもあるかしれません。

導入に向けた準備

「おむつのサブスク」を導入することで、これまでとは異なるオペレーションに対応する必要があります。保護者へ向けてのサービス周知、利用料請求について理解を得ることなど、導入前の事前準備が必要になります。

保護者編

欠席した場合の利用料が割高に

サブスクサービスの欠点として、使い放題である一方で、欠席時の返金や補償がなく、そのため利用料が割高になってしまいます。風邪や病気などでの欠席でも返金対応ができないケースが一般的で、例えば月の半分をお休みすることになっても、同額の料金がかかってきてしまうのです。特に乳幼児のうちは、風邪や病気で休みがちになることも多々あるため、料金について懸念がある保護者も少なくありません。

4.保育施設向け「おむつのサブスク」7選

保育施設向けに「おむつのサブスク」を提供しているのは7社(2023年1月時点、株式会社ブリッジウェル調べ)。おむつのブランドによって、サブスクサービスの提供会社が異なります。各社それぞれの金額やサービス内容を見ていきましょう。

サービス名おむつブランド月額料金(税込)
おむつカンパニー導入時に選定※利用するブランドによって異なります。

2,290円〜

手ぶら登園
  • マミーポコ
  • ムーニー
※利用するブランドによって異なる

  • マミーポコ:2,508円
  • ムーニー:3,278円
おむつお届け
定額サービス
ネピアwhito3,278円
すくすくサブスクパンパース3,278円
Kao
すまいる登園
メリーズ3,278円
おむつんグーン2,500円~
らくらく登園セット
1Month
導入時に選定枚数に応じて設定

おむつカンパニー

おむつとおしり拭きプランを業界最安値*の月額2,290円(税込)から利用できるおむつのサブスク。プライバシーマークを取得しているほか、全国多数の公立保育所への採用実績など個人情報保護の観点からも安心のサービスです。

東京新宿区、板橋区、武蔵野市、愛知県岡崎市、一宮市、岐阜県岐阜市、関市を始めとする全国の多数の自治体で採用されています。

*株式会社ブリッジウェル調べ(2024年1月時点)

サービス名月額料金(税込)
おむつカンパニー※ブランドは導入時に選定

  • おむつ・おしりふき使い放題:2,290円から利用可能

手ぶら登園

BABYJOB株式会社が運営するおむつとおしり拭きのサブスク。2020年サブスク大賞のグランプリを受賞したことで有名なサービス。利用料金はブランドにより異なり月額3,278円(税込)でユニチャームの「ムーニー」、月額2,508円(税込)で「マミーポコ」が提供されます。追加オプションで、紙エプロン・口手拭き、お昼寝用コットのサブスクもあり。

サービス名月額料金(税込)
手ぶら登園※利用するブランドによって異なる

  • マミーポコ:2,508円
  • ムーニー:3,278円

おむつお届け定額サービス

学研教育みらいが運営する、おむつとおしり拭きのサブスク。利用料金は月額3,278円(税込)で、大王製紙のネピアwhito(ホワイト)が提供される。保護者の申込手続き、保育施設の追加注文などは、学研が運営するコミュニケーションアプリ「hagnote」内のショッピングモールを利用して行う。

サービス名月額料金(税込)
おむつお届け定額サービス3,278円

すくすくサブスク

小山メディカルサービスが運営する、おむつとおしり拭きのサブスク。利用料金は月額3,278円(税込)で、P&Gのパンパースが提供される。利用状況に応じてポイントが貯まり、保育施設で使える物品へ交換できる。追加オプションで、お布団、使い捨てエプロンのサブスクもあり。

サービス名月額料金(税込)
すくすくサブスク3,278円

Kao すまいる登園

BABYJOBが運営するおむつとおしり拭きのサブスク。利用料金は月額3,278円(税込)で、花王のメリーズが提供される。花王の教育コンテンツなどの無償提供もあり。

サービス名月額料金(税込)
Kao すまいる登園3,278円

おむつん

いとう教材社が運営するおむつとおしり拭きのサブスク。大王製紙の「GOO.N(グ~ン)」が提供される。おむつの使用頻度を加味し、年齢に応じて料金が下がるという料金体系をとっている。

サービス名月額料金(税込)
おむつん月額2,500円~

らくらく登園セット「1Month」

小山メディカルサービスが運営するサービス。おむつの種類や枚数によって利用料金が決定する。紙おむつの他に、おしぼりやお布団セットなどもあり。

サービス名月額料金(税込)
らくらく登園セット 1Month枚数に応じて設定

どうやって選ぶ? サービス導入をする際のポイント

①金額で選ぶ

保護者が月額の利用料金を支払うので、理解を得ることが重要になります。いずれのサブスクも利用料は3,000円前後の設定ですが、おむつカンパニー(旧:ミラフィールビズ)は業界最安値*の2,290円(税込)〜。おむつんは年齢に応じて利用料が下がる体系をとっています。

*株式会社ブリッジウェル調べ(2024年1月時点)

サービス名月額料金(税込)
おむつカンパニー(旧:ミラフィールビズ)※利用するブランドによって異なる

  • おむつ・おしりふき使い放題:2,290円〜
手ぶら登園※利用するブランドによって異なる

  • マミーポコ:2,508円
  • ムーニー:3,278円
おむつお届け定額サービス3,278円
すくすくサブスク3,278円
Kao すまいる登園3,278円
おむつん2,500円~
らくらく登園セット 1Month枚数に応じて設定

②ブランドで選ぶ

園児たちはそれぞれ異なるブランドのおむつを利用していますが、サブスク導入時にはひとつのおむつブランドに定めなければいけません。サービスごとに提供されるおむつブランドは異なるので、人気のおむつ、保護者からのリクエストが多いおむつでサブスクを決める保育施設もあります。ただし、一番重要なことはかぶれないことかと思います。その点では、おむつサブスクを導入することで紙おむつが使い放題になり、おむつの交換頻度が上がるため、かぶれの原因を減らせれますね。

③最低発送量で選ぶ

保育施設の規模や園児数によっても、導入時のポイントが変わってきます。1箱など少量からでも発送してくれるサブスクなら、在庫管理スペースのない小規模施設でも対応可能。また、「注文してから到着までの日数」なども気になるところです。

④オプションで選ぶ

おむつやおしり拭きの他に、オプションで保育用品のサブスクや購入ができるサービスもあります。おむつカンパニーでは前掛けが、すくすくサブスクではお布団や使い捨てエプロンが、手ぶら登園では紙エプロンと口手拭き・お昼寝用コットが、らくらく登園セット1monthではおしぼりとお布団などが、追加料金を支払うことで届けられます。

サービス名オプションその他サービス
おむつカンパニー使い捨てエプロン、風邪などで登園できない場合に1日あたり5枚まで紙おむつをお持ち帰りできるオプション一ヶ月の無料トライアルあり
手ぶら登園使い捨てエプロン・口手拭き、お昼寝用コット保育士向けの無料研修動画
おむつお届け定額サービス保育ICTサービスでのコンテンツ提供
すくすくサブスクお布団・使い捨てエプロンなど購入ポイントが保育施設に付与
Kao すまいる登園花王の教育コンテンツ無償提供
おむつん大王製紙商品の法人価格購入
らくらく登園セット 1Monthおしぼり、お布団など

⑤契約・支払い方法で選ぶ

サブスクの契約・支払い方法は主に、保育施設と業者間、もしくは保護者と業者間のいずれかになります。2種類の方法を選べるサブスクと、いずれか1種類しかできないサブスクがあります。保育施設でまとめての契約・支払いが良いのか、保護者それぞれでの契約・支払いが良いのか検討が必要ですね。

⑥加入率で選ぶ

保育施設がサブスクを導入しても、契約している園児数が少ない場合もあります。サブスク利用・非利用の園児が混在していても問題はありませんが、多くの園児たちがサービスを利用することで日々の負担が軽減されるため、保育施設側としてはできれば加入率を高くしたいのが本音です。実際に導入されている施設の事例などを参考に、自園に導入した際に加入率が高くなるサービスを検討すると良いかもしれません。

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